JAバンクのバックが農林中央金庫っていうのは知っていたのだけれど、ちょいちょい良くない噂を聞くので、預け先として適切か不安に思っていたわけです。Twitter(現X)にて貴重な情報がありましたので思考のキッカケに。
結果として、問題提起に対する安全性の答えが見えたようなので、自分なりに安心しました。ただリスク管理の観点から預金保険制度(1名1行1000万円)を超えないようにしなければならない(田舎だとキツイかもしれないし、それこそ中小銀行こそ危ないんじゃないかっていうのがあるけれど)分散で保管することも視野に入れておくことが大切なんだろう、とは思いました。
(問題提起) JAバンク 不良債権が大きいよね→破綻する可能性大?
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JAバンクに預けると農林中央金庫で運用される
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24年9月末の自己資本は約5.3兆円、24年9月末の貸借対照表で有価証券は約38兆円。
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不良債権を厳密にいうと3種類。「破綻更生債権及びこれらに準ずる債権」「危険債権」「要管理債権」
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お金が戻って来ないのが「破綻更生債権及びこれらに準ずる債権」。全体の貸出金の0.48%市
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38兆円の有価証券の内訳は何なのか(24年3月末の数字)外国債券の大半は米国債。(不良債権ではなく)
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確かに米国債の時価評価で巨額の損失を出し半年で8939億円という巨額の赤字があるが、その大半が欧米国債の売却額(7.5兆円)のうちの損切りした金額の影響によるもの。
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そもそも45兆円の不良債権とは何処から出てきた数字か不明
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(結論) 決算見たら分かる通り、JAは破綻とは程遠い
債券を勉強しているから株の感覚と違うのは理解しており、期限まで持っていれば損失があったとしても限定的というのがあるので、それほど驚きではないけれど、ここではちょっと前にクレディ・スイスの債券(70億ドル(約2兆2,600億円)相当のクレディ・スイスのAT1債(その他AT1債)が無価値化されたこと)をもう一度復習して学んでおく必要を感じました。
🚨銀行崩壊が止まらない🚨
日本の銀行で一番最初に破綻するのは?
JAバンク
7兆円の資本しかないのに、45兆円不良債権買っちゃってるんだって。これが無価値になっちゃったんだって。
クレディ・スイスが出してたAT1債。紙屑になっちゃったんだよ。ひどいね。… pic.twitter.com/Sw9suzR4R4— 橋広バロン幸之助🇯🇵MJGA💫 (@hasibiro_maga) January 3, 2025
それに対し…
JAバンクについてコメントが幾つもついて過去のポストにも引用される事が多かったので、JAバンクについて書いておきます。
下記1枚目の画像の説明を見て分かる通り、JAバンクに預けたお金は農林中金で運用されます。
24年9月末の自己資本は2枚目の画像を見ると分かりますが、約5.3兆円です。… https://t.co/T57aXRebW6 pic.twitter.com/SK4vP6BCNZ
— 名古屋の長期投資家(なごちょう) (@Nagoya_Tyouki) January 4, 2025
「不良債権」というのは、貸出金などが焦げ付いた物を指します。
昔、メガバンクの不良債権問題があった時もよく耳にした単語ですが、細かく分けると「破綻更生債権及びこれらに準ずる債権」、「危険債権」、「要管理債権」の3種類になります。… pic.twitter.com/jOkISqNE4d— 名古屋の長期投資家(なごちょう) (@Nagoya_Tyouki) January 4, 2025
債券なので満期まで持ってたら(ドルでは)損をするわけじゃないんですよね。金利は日本よりはるかに高いですし。
金融庁が現時点での評価損に対して文句言ってるんですが、個人には長期投資とか偉そうにほざいてる割に、金融機関には目先の事しか言わないとかご都合主義にもほどがありますよね。— ニャーゴ (@niyaniya_554) January 4, 2025
金融庁というか金融機関の国際的な合意のバーゼル規制というのがあるので、仕方ないです。
時価会計というのも、金融機関の安全圏を確保する為の考え方に基づいていますし。
それと、今回の農林中金は評価損ではなくて、実際に米国債を売却して損失を確定しています。…— 名古屋の長期投資家(なごちょう) (@Nagoya_Tyouki) January 4, 2025
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