2級FP技能士へのあゆみ

2025年1月26日に行われた2級FP技能検定の体験記です

 

動機

私が2級FP技能士を必要としたのにも理由がありまして、職業柄、同業者へのコンサル(助言)を行う機会があるときに、自分は経営に詳しい、経済に詳しいというのではなく、わかりやすい証明としていくつかの資格を名刺代わりに持つ必要性を感じました。

またそもそもこれらの勉強は職業的というより、自分のビジネスや生活に良い影響を与える情報であったこと。そして資格は持っていても邪魔にはならないという信念のもとに資格取得を試みました。

また2級FP技能士は今回の試験(私にとっては初挑戦)で合格証の身分証明カードが最後になってしまう(以後、打ち切り)ということなので、ぜひともカードがほしいと思ってしまったのが、妙なプレッシャーになりました。春からはCBTというコンピューター受験ができるので、学科か実技、どちらか受かっておきたいと思いましたが、あわよくばカード、、と最後まで思っていたのでした。

 

おじさんはお金で武器(本)に頼る

ベースとなる書籍は3級と同じです。模試もありましたがスケジュール的に受験時間が足りないので、パスしました。できたら安心感のためにやっておきたかったです。それでも、あとでわかるのですが、史上最強~の学科試験、実技試験問題、そしてあてる~の実技計算ドリルは最終的に助けられた思いがします。

FP2級・AFP 合格のトリセツ 速習テキスト

史上最強のFP2級AFP問題集

2025年本試験をあてる TAC直前予想模試 FP技能士2級

のんびり期

7月にCBTにて無事FP3級合格。本来の目的であるFP2級へあゆみはじめるのでした。FP3級の知識でFP2級の学科をやってみたら、36点以上で合格(満点60点)ですが、32点くらい取れました。あと4点UPを半年でやればいいのかって安易に考えていました。

 

FP2級トリセツ速習テキスト 書き写し

(写真)

ほんださん動画視聴

 

 

いわずとしれたYOUTUBEでのお勉強。この分野ではほんださんが知名度高いです。1セッション1ページにテキストをまとめて動画視聴は通常スピードか1.5倍速くらいで毎日見ていくことをノルマにしていました。それでも毎夜22時~0時くらいまでの勉強の時間を確保するのは大変でした。今思えば、動画で終えず、小分けな単元ごとにFP2級ドットコム(下記)の4択問題をやっていれば理解が早く深まったのかな、、と思います。

 

 

 

やっていくか期(試験2ヶ月前)

さすがに仕事中は勉強をする時間などなく、家に帰ってからテキスト書き写しで妙な満足感を得ていたわけだけれど、そろそろ徐々に試験を意識して問題を解いていくことに。ただ、実技を素で受けたら惨憺たる結果に。そこで、のんびり期に学んだつもりでできるとおもってできなかった初見殺しに遭遇。急遽、初見殺し対策を重点政策に。

 

FP2級ドットコム 学科4択

3級のときもお世話になりました今回はFP2級ドットコムさんとネーミングをレベルアップしてのサイトです。四択を選ぶときに消去法として消去できる機能をしらず、触ったら横線(こういうこと)が引かれたので驚きました。

FP2級ドットコム 過去問 学科 複数回登場のチェック 初見殺し対策

年末に近づき仕事が忙しいのにもかかわらず、120分通しで回答したことがなく体力的に心配であって、ようやく休日に120分計測でやってみてギリギリ不合格水準。焦りと不安がここから続くことになります。そして、過去問をやっていくなかで、テキスト(公式なものはないのだけれど)には無い言葉を発見してさらに焦りだす。ここで初見殺しの対策をしなければならないと学科の過去問を洗いざらいピックアップして、場合によっては言葉や仕組みを調べることに。

(主な初見殺し)
ノンフリート等級

あてるTAC 直前予想模試 前半部分の計算ドリル 初見殺し対策

同じような事例として、実技が惨憺たる結果(そもそも解き方や情報を拾う見方がわからない、ずっと読み込んで全体的でタイムオーバー)となり、ここでも初見殺し対策に追われることに。

(主な初見殺し)
繰り上げ返済により短縮される返済期間
地震保険料の金額
シャープレシオ
遺産に係る基礎控除額

実技はほぼ初見殺しと思って間違いありません。解き方を知っていても時間がかかってしまい、メンタル的に回答するのがキツくなりました。もともと初見殺し対策の必要性を感じたのも、やっていくか期の終盤でした。もっと早くやっていれば、もっと早く気づいていれば。のんびり期の後悔と、次のマジ時間くれ期へとつながっていくのです。

 

FP2級ドットコム 過去問 実技

実技の問題に関するトピックをテキストに付箋を貼りまくって、どの分野のどの問題でも、何がどう関係するかを整理。時間がほしい。時間と体力と集中力がほしい。そんな毎日を過ごしていた頃。

(主な初見殺し)
高額療養費の算出

 

マジ時間くれ期(試験2週間前)

 

 

年が明け、冷房をつけていた夏から、鈴虫の鳴く秋を過ぎ、クラシックをBGMにしていた年末から、お正月休みを返上して勉強に専念していたころ。試験前2週間付近になり、とにかく初見殺し対策を行うことに作戦をシフト。

 

 

 

 

史上最強のFP2級 問題集 実技 初見殺し対策

ここまでくると実技はパターンが読めるようになります。実技自体は問題のバリエーションが少ないので、ある程度、型がわかってくれば数字や条件、資料の読み込みなどで心が折れなければ問題ないと思うレベルまできています。ただ、文章量、図表、注意書きなどが雑多で多く「心を折りに来ている」のがよくわかりました。

史上最強のFP2級 問題集 学科 初見殺し対策

○×問題をとき、初見殺しをピックアップしていくと1分野90分。息子が胃腸炎となり、自分も休日前夜に発熱し、寝込みながら試験前3日から最終初見殺し対策に。この段階に来ても初見殺しがあることで何度となく不安に襲われていました。何度やっていっても、とにかく範囲が広い。たとえば、消費者保護法という単語が出てきたら、そのまわりを知っておく必要があるので、調べるのに時間がかかるわけです。また体調の回復を図りながらだったので、無理をすると当日に発熱なんていう目にあいかねないので、不安の板挟みでした。

 

試験当日

仕事に行く時間と同じようなスケジュールで朝のルーチンをこなし、いざ出発。近所の駅までクルマで行き、電車に乗って会場近くの駅へ。駅から会場まで徒歩数分。土足禁止かどうかわからなかったので、一応、スリッパ持参。結果的には靴のままでOKだったのだけれど、会場が入場できるまで外で30分ほど待機させられ、北風に吹かれて入場を待つのはかなり疲れたのでした。

教室は30人MAXのところ25人ほど。全教室20部屋くらい使用していたので総勢500人くらいが一会場で受験だったと思います。

午前の学科120分のところ60分過ぎから退場が可能だったので、25分くらい余らせて教室から退場。
軽く昼食のあと
午後の実技90分。ほかの人の電卓をみながら色々な種類があるな、と妙な感想を持ちつつ実技を終えました。

 

試験後

金曜日、土曜日と仕事をハードにこなしてからの日曜日の120分、90分の試験はおじさんにはかなりツライものがありました。

試験当日は22時に寝て、、、と思ったら25時まで寝付けず3時間も布団のうえでウダウダしていました。そして眠りにつき、、、。

 

翌日月曜日は、試験が終わった開放感と答え合わせする気力がなかったことと、今後の試験スケジュールを考え、半分放心状態のまま、仕事に専念していました。

 

その夜、意を決したように自己採点に移ります。合否がはっきりしないと今後のスケジュールが建てられないという気持ちが勝つようになり、ようやく自己採点。そして、どうにか学科、実技ともに及第点ということを確認して胸を撫で下ろすのでした。今後もFPに関する勉強は続けていきたいと思います。

 

 

 

 

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